6.17.2018

no.266 たわ言L

=Lから始まるとある会話=

「ラブソングってどうやってつくるの?」

「いま君が愛してる人のことを想うんだろうよ。心当たりは?」

「人類を広く。博愛主義だから」

「心がけには感動するが、人の心に響くのはもっと身近なケースだろうな。好きな人は?」

「いない」

「じゃあ、まず好きな人をつくることだろうよ」

「簡単に好きになれない」

「じゃあそのもどかしさを歌ってみれば?」

「そんな歌を聴いて誰が感動するもんか」

「僕は聞いてみたいけどね」

「それって好奇心?」

「君は『誰かに好かれてることに気づかない自分の愚かさ』を歌ってみるべきかもね」

「言ってる意味がよくわからない」

「なら、君はその歌を歌う素質あるよ。少なくとも僕は保証する」

「、、、、、ありがとう。1曲書ける気がしてきた」







【Jazz A to Z】

《Cleo Laine(クレオ・レイン)》

Shakespeare and all that jazz

最近、朝はトースト。アップルジャムのうえにシナモンシュガーをかけて食べるのがお気に入り。

子供の頃には好んで口にしなかったであろう味。

今回紹介するクレオ・レインもそんな独特なスパイスを感じる歌手。

イギリスのひと。50年代はジャズ歌手、60年代後半からはオペラやミュージカル、現代音楽にフィールドを移した。

テクニックに申し分なし。

シェイクスピアの詩をジャズ化した上記の作品も興味深いが、スタンダードナンバーを歌ったときの哀歓も素晴らしい。

Stormy Weather


April In Paris

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