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7.16.2018

no.269 たわ言O〈ちょっとそこまで〉

=Oから始まるとある会話=

「お出かけですか?」

「ちょっとそこまで」

「そこまでってどこです?」

「いや、ちょっと」

「ひょっとして、それで質問かわそうとしてません?」

「ははは」

「そんなに訊かれたらまずい用事ですか?」

「いや、そんなこともありませんが」

「なら、答えてごらんなさいね」

「いや、ちょっと」

「誰にも言いませんよ」

「だったらあなたに言うような用事でもないですから」

「ひょっとして前々から私のことを気にくわない?」

「、、、、、、じゃ、ちょっとそこまで!」






【Jazz A to Z】

《大石学》

Earth Song

ジャズだとかクラシックだとか、ジャンルで仕切られる前の、「ピアノ音楽」をじっくりと聞かせてくれる方。日本の風土に根付いたメロディが垣間見えます。

Glittering Green


Awakened Breezes 


6.19.2018

no.267 たわ言M〈混ぜるな危険〉

=Mから始まるとある会話=

「混ぜるな危険って書いてあるがお前なら当然?」

「混ぜてみようか」

「ああ、混ぜちゃえ混ぜちゃえ」

「、、、、、青い煙が出てきた、臭い!」

「臭いだけで危険だって判断すると後悔するぞ」

「目に染みる!なんだこれ」

「未知の体験に感動するのは当然だ。俺も泣けてくるよ」

「クラクラしてきた」

「恍惚って奴さ」

「眠くなったきた」

「眠れ眠れ。きっと一生分眠れるだろうから」

「混ぜるな危険って言葉マジだったか、、、、」

「いい夢見れるといいな。あばよ」






【Jazz A to Z】

《Manuel Rocheman(マニュエル・ロシュマン)》

On Green Dolphin Street

フランスのピアニスト。92年作『White Keys』で仏国最優秀ディスク・ジャンゴール賞を
受賞。

力強いピアノタッチからはかの国のミシェル・ペトルチアーニを思い出させてくれ、ジャズピアノを聴く喜びを再確認させてくれるプレーヤーです。

White Keys

Zig Zag

6.17.2018

no.266 たわ言L

=Lから始まるとある会話=

「ラブソングってどうやってつくるの?」

「いま君が愛してる人のことを想うんだろうよ。心当たりは?」

「人類を広く。博愛主義だから」

「心がけには感動するが、人の心に響くのはもっと身近なケースだろうな。好きな人は?」

「いない」

「じゃあ、まず好きな人をつくることだろうよ」

「簡単に好きになれない」

「じゃあそのもどかしさを歌ってみれば?」

「そんな歌を聴いて誰が感動するもんか」

「僕は聞いてみたいけどね」

「それって好奇心?」

「君は『誰かに好かれてることに気づかない自分の愚かさ』を歌ってみるべきかもね」

「言ってる意味がよくわからない」

「なら、君はその歌を歌う素質あるよ。少なくとも僕は保証する」

「、、、、、ありがとう。1曲書ける気がしてきた」







【Jazz A to Z】

《Cleo Laine(クレオ・レイン)》

Shakespeare and all that jazz

最近、朝はトースト。アップルジャムのうえにシナモンシュガーをかけて食べるのがお気に入り。

子供の頃には好んで口にしなかったであろう味。

今回紹介するクレオ・レインもそんな独特なスパイスを感じる歌手。

イギリスのひと。50年代はジャズ歌手、60年代後半からはオペラやミュージカル、現代音楽にフィールドを移した。

テクニックに申し分なし。

シェイクスピアの詩をジャズ化した上記の作品も興味深いが、スタンダードナンバーを歌ったときの哀歓も素晴らしい。

Stormy Weather


April In Paris

6.08.2018

no.265 たわ言K

=Kから始まるとある会話=

A「結婚して欲しい」

B「ターイムスリップッ!!、、、、、、、何?話って」

A「僕と付き合って欲しい」

B「あなた、3年後、私にプロポーズすることになるわよ。それでもいいの」

A「う?うん、も、もちろん。真剣に考えてる」

B「なら、いいわ。じゃあ急ぐので先行ってる。ターイムスリップッ!!」

A「、、、、、、答えを聞かせてくれないか、結婚」

B「ちょっと待って。3年後の暮らしぶり見てきてから答えるから」








【Jazz A to Z】

《Morgana King(モーガナ・キング)》

It's Only A Paper Moon

幼い頃にはユダヤ教の讃美歌の影響を受け、オペラ歌手を目指したモーガナ・キング。

独特な歌唱法が乙です。

Mad About The Boy


Body and Soul

 In The Wee Small Hours Of The Morning 



6.02.2018

no.292 たわ言H

=Hから始まるとある会話=

A「ひどい話だ」

B「どうしたんですか?」

A「誰も私の話を聞いてくれない」

B「何があったんです」

A「何を話しても君は信じまい」

B「少なくとも、私はあなたの話を聞き始めました」

A「そのことは信じてもよさそうだ。それでは何から話そうか」

B「はい」

A「いや、よそう。話したところでたいした話ではないのだ」

B「ああ。もうこのやりとりをあなたと繰り返すのは何度目でしょう。このままではきっとあなたは誰からも話を聞いてもらえない、いや、誰にも話をできない。失礼します」

A「ああ、そこを行く人、話を聞いてくれないか、ひどい話なのだ」

C「どうしたんですか?」

A「誰も私の話を聞いてくれない」

C「その話は聞くに値する話ですか」

A「いや」

C「そうですか、ではさようなら」

A「さようなら」





【Jazz A to Z】

《Eddie Heywood(エディ・ヘイウッド)》

Summertime

ビリー・ホリデイの名盤『奇妙な果実』でもピアノを弾いている人。

流麗なピアノタッチが身上。

コクが足りない?

いや。清流の如く、さらさらと美しい。

The Man I Love

5.08.2018

no.258 たわ言E

=Eから始まるとある会話=

「いいですか?」

「どうぞ」

「失礼します。あっ失礼しました」

「どうかしたかね?」

「いや、おとりこみ中かと思いまして」

「ん、これか。気にするな。くつろぎたまえ」

「と言われましても。パンツぐらい履いて下さい」

「なに?我慢せんでいいぞ。お前も脱げばどうだ」

「いえ、結構です。履いてください。目の置き所がありません」

「、、、、、よし。いいぞ」

「、、、、、パンツを履いてください」

「靴下を履いたぞ」

「順番を間違えているかと」

「俺には俺の流儀がある。お前にとやかく言われる筋合いはない」

「開き直るのはやめてください。そして足を閉じてください」

「、、、、、、よし。いいぞ」

「、、、、、、足を閉じてください」

「目を閉じたぞ」

「、、、、、、わかりました、私も脱ぎましょう、それでいいんですね!それで!」

「目は閉じておいてやろう。それでいいな?五分と五分だ」





【Jazz A to Z】

【Allen Eager(アレン・イーガー)】

〈Booby Hatch〉

スキーヤー・カーレーサー・モデルとしても活躍した、テナーサックス奏者、アレン・イーガー。

ジャズ評論家、原田和典氏はアレンの魅力を「ノリの歯切れよさ、フレーズの大胆不敵さ」と評している

熱い。ひりひり。

〈Sweet Georgia Brown〉

5.05.2018

no.257 たわ言D

=Dから始まるとある会話=

女「どきどきしたい?」

男「もうしてる」

女「どうして?」

男「黄身のせい」

女「私?」

男「いや、黄身」

女「きみ」

男「そう。白身じゃないほう」

女「ああ、黄身。なにそれ」

男「いや、いい半熟具合だなと思って」

女「なんでどきどきするの?」

男「こう、黄色のグラデーション。なにより、このトロりとした感じ」

女「はぁ」

男「トロりはエロいの法則、略してトロエロの法則。この法則は1738年ギリシャの、」

女「そんな法則、知らない。あてになんない」

男「なんでも言ってみ」

女「ボンド」

男「接着。アウト」

女「片栗粉溶いたの」

男「お前正気か?そんなの口にするのも駄目だぞ」

女「眠気」

男「目がトロりっ、て。何と何かけてんだよ」

女「もう、早く寝ようよ。ね、ね。寝よ?」





【Jazz A to Z】

《Bobby Darin(ボビー・ダーリン)》

ボーカルものの紹介が続いている。

ずっと何年も前に買って、ほとんど見ていなかったディスクガイドをなぞっているため。


読んで気になったアーティストを定額ストリーミングサービスのspotifyで片っ端から聴いてみて、気に入ったものはレコードで見つけ次第焦らず買っていこうという魂胆だ。

今日、UPするのはボビー・ダーリン

〈What Can I Say After I'm Sorry〉


エルヴィス・プレスリー、ポール・アンカと並んでロックン・ロール界で活躍したボビー(のちにロックの殿堂入りする)。さすが、ちょっとシャウトする曲に説得力がある。


〈When Day Is Done〉

でも、この曲のようにしっとりしたバラードの方が、僕は好きだな。

枯れ方に色気がある。

〈What A Difference A Day Makes〉

37歳で夭逝したのが惜しまれる。

5.02.2018

no.256 たわ言C

=Cから始まるとある会話=

男「チッ チッ チッ チッ チッ チッ チッ チッ」

女「やり直し」

男「チッ チッ チッ チッ チッ チッ チッ チッ」

女「駄目」

男「チッ チッ チッ チッ チッ チッ チッ チッ」

女「もう一度」

男「チッ チッ チッ チッ チッ チッ チッ チッ」

女「やる気あるの」

男「チッ チッ チッ チッ チッ チッ チッ チッ」

女「そんなんじゃ何もあげないわよ」

男「チッ チッ チッ チッ チッ チッ チッ チッ」

女「親の顔が見たいわ」

男「チッ チッ チッ チッ チッ チッ チッ チッ」

女「何を煎じて飲ませたら良くなるかしらね」

男「チッ チッ チッ チッ チッ チッ チッ チッ」

女「チンパンジーの爪垢なんてどう?」

男「チッ チッ、、、、すみません、一つ聞いてもいいですか?」

女「どうぞ」

男「何やらされてるんですか、僕」

女「1秒を正確に口ずさめるかのテストよ」

男「そうだったんですか」

女「そうよ」

男「時給1500円で間違いないですね」

女「そうよ」

男「あの」

女「なによ」

男「どうやって正確な1秒計ってるんですか」

女「私の体内時計よ。調子狂わすこと言わないで」

男「チッ」

女「それっ!今のタイミング忘れないで!さぁ!」





【Jazz A to Z】

《Joe Carroll(ジョー・キャロル)》

〈Route 66〉

楽しくなればジャズではない。

まさか。でも、ジョー・キャロルの歌を聴いたら、ふとそんな言葉が頭をよぎった。


〈Oo-Shoo-Bee-Doo-Bee〉

つらいとき「上を向いて歩こう」なんて聞く。

まぁそれはそれで。ジョーのように「ウ~シュビドゥビッ」と口ずさんでみようか。

自分の情けなさをトホホと認めて「しゃーなししゃーなし」といなす感じ。



歌詞なしの歌。「スキャット」唱法と言う。

意味なんていらない時、けっこうありません?

4.30.2018

no.255 たわ言B

=Bから始まるとある会話=

女「馬鹿にするんじゃないわよ!」

男「えらく怒ってるね」

女「怒るわよ。4時間も遅刻ってどういうつもり?」

男「まぁね」

女「まぁね?まぁねって何よ。まぁねって何」

男「怒るなよ。かわいくもない」

女「かわいい方よ!だいたい連絡もなしで!携帯は、携帯」

男「持たない主義」

女「持ち歩きなさいよ。持ってんだから」

男「ごめん、持ち歩かない主義」

女「謝るところ違うのよ」

男「謝るところ誤る、といった方が楽しい?」

女「そんなに逆撫でるの楽しい!?」

男「別に。なら聞くけど、よく待ったね」

女「好きなのよ、あなたのこと」

男「何してたの」

女「近くのポテト・バーで時間つぶしてた。カクテル一巡しちゃったわよ」

男「えっ、一巡?」

女「そうよ。薩摩もジャガも里もコンニャクも紫も」

男「ひょっとして、、、、」

女「タロも、よ」

男「むちゃ贅沢じゃん」

女「美味しかったわよ」

男「じゃあ怒ってる場合じゃないよ。言うことは?」

女「ありがとう」





【Jazz A to B】

《Jesse Belvin(ジェシー・べルヴィン)》


〈It's All Right With Me〉

2枚のアルバムを残し、27歳で自動車事故で亡くなった男、ジェシー・ベルヴィン。

2枚のアルバムのうち、この曲が含まれている『Mr.Easy』の方がジャズ色が強いようだ。

この曲が含まれているアルバム『Mr.Easy』のアレンジは西海岸で最も多忙を究めたアレンジャー、マーティ・ペイチが手掛けている。

アルト・サックスは"憑いてる"プレイヤー、アート・ペッパーのもの。


〈In the Still of the Night〉

邦訳は「夜のしじまに」がいい。

「しじま」、は「静寂」の意味だそう。

ただ、曲のアレンジはアップテンポかつ賑やかでなかなか床につかせない。

ジェシーは、コール・ポーターの名曲を、洗練とコクのバランスをとって歌っている。

歌詞の最後の方、"still"を"chill"と取り換えているように聴こえる。

現代の「チル」ブームを先取りしつつもそれを無視するウォームな歌唱。

〈The Very Thought of You〉

ギターの弾き語りのようにロマンチックに始まる。

「あなただけのために歌います」とでもいいだけな。

私は落ちた。あなたは。

4.28.2018

no.254 たわ言A

=Aから始まるとある会話=

女「明日来る?」

男「ああ。朝に行く」

女「朝」

男「朝」

女「朝に来てもなんもないよ」

男「納豆は?」

女「当然ないよ。でもケチャップならある」

男「なんにかけるね?」

女「スクランブルエッグ」

男「卵はあるのか。何もないって言ったじゃないか」

女「卵ぐらいあるでしょ、当然」

男「当然って、君。なら醤油も当然あるね?」

女「ないよ。なんにかける必要あるの?」

男「スクランブルエッグ」

女「げっ」

男「なんだその反応は。怒るぞ」

女「ぞっ」

男「いい反応じゃないか。ハッハッハ」

女「ではお願いをひとつ」

男「お願いをするときだけ白目をむくのはやめたまえ。人に対する敬意を欠いているぞ」

女「ごめん。これで許して」

男「なっ、、、、うむ。お願いとは?」

女「卵買ってきて」





【Jazz A to Z】

本題、ジャズの一片を残していきます。

選定基準は、これまで私自身があまり聴いてこなっかった、もしくはこの際初めて聴いたプレイヤーであることです。

一緒にジャズの宙をバタフライして下さい。

ファミリー・ネーム"A"からスタートです。

《Lorez Alexandria(ロレツ・アレキサンドリア)》

〈Nature Boy〉



〈Satin Dall〉

エラ・フィッツジェラルドサラ・ボーンカーメン・マクレエ

この三人を称して「ジャズ・ボーカル三女傑」と聞くことが多い。

もし、この3人プラス白人女性歌手を何人か聴いてジャズボーカルを「卒業」する人がいたら勿体ない。ぜひ、留年して様々な方と浮名を流すべきだ。

今回紹介するロレツ・アレキサンドリアは此度の留年で初めて声をかけた女性。

スウィートに伸びる歌声。ほどよい押しの強さに腰がくだける。

演劇を学んだ経歴からか、歌いまわしや表情づけもデリケートだ。

ロレツには知的な印象を強くうける。

「この人ともっと早く出会っていたら私の人生変わっていたんじゃないか」

という衝撃。

そんな大袈裟な人生は送りたくなくていい。

〈Over the rainbow〉